◇佐渡金山の追悼式に靖国参拝した人物派遣へ 外交部「困惑」
朝鮮半島出身者が強制労働をさせられた新潟県の「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録を巡り、日本が開催を表明した労働者の追悼式に日本政府が靖国神社を参拝したことがある生稲晃子外務政務官を派遣すると発表し、韓国政府が困惑している。日本の外務省は22日、新潟県佐渡市で24日に開かれる追悼式に生稲氏を派遣すると発表した。韓国政府はこれまで政務官の出席を要請してきた。だが、生稲氏が2022年8月15日に靖国神社を参拝していたことが問題となっている。太平洋戦争のA級戦犯らが合祀(ごうし)された同神社を参拝した人物が強制労働を強いられた朝鮮半島出身者を含む労働者の追悼式典に日本政府の代表として参加することは、式典に出席する韓国側の遺族を侮辱する不適切な措置との指摘が出ている。
◇医師協会 来年度の医学部募集停止求める
大韓医師協会(医協)の朴亨旭(パク・ヒョンウク)非常対策委員長は22日、ソウル市内で会見を開き、前日の会議で政府に対し2025学年度の大学医学部の新入生募集を停止するよう促す内容を議決したと発表した。また、与野党、政府、医療界による協議体への参加については議論しなかったと明らかにした。朴氏は、医学部の新入生募集停止が医療の混乱を最小限にとどめる方法だとして、「政府がこれを無視すれば医学部の教育環境は破綻し、その後遺症は10年以上続くだろう」と主張した。
◇尹大統領支持率 前週と同じ20%
世論調査会社の韓国ギャラップは、全国の18歳以上の1001人を対象に19~21日に実施した調査の結果、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は前週と同じ20%だったと発表した。不支持率は1ポイント上昇した72%だった。尹大統領の支持率は10月第4週に20%を記録した後、2週連続で20%を割り込み過去最低を更新したが、前週に20%を回復していた。ギャラップは「6週連続で夫人関連問題が支持しない理由の最上位に挙がっている」と指摘した。
◇文前政権の法相・曺国氏 来月最高裁判決
文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の側近で、娘と息子の不正入学に絡む業務妨害や職権乱用罪などに問われ、一・二審で懲役2年の実刑判決を受けた曺国(チョ・グク)元法務部長官(59)に対する上告審判決が来月12日に言い渡される。大法院(最高裁)で実刑判決が確定すれば曺氏は収監され、公職選挙法に基づき国会議員を失職することになる。また、被選挙権は刑期終了の5年後まで7年間制限され、次期大統領選への出馬もできなくなる。