【ソウル聯合ニュース】韓国の金龍顕(キム・ヨンヒョン)国防部長官と日本の中谷元・防衛相が21日、ラオスで韓日国防相会談を開催した。韓国国防部が伝えた。
会談はラオスで同日開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議に合わせて開かれた。
双方は中谷氏の年内訪韓に合意し、具体的な日程を調整していくことで一致した。実現すれば、日本の防衛相の訪韓は2015年以来9年ぶりとなる。
両氏はウクライナに侵攻するロシアに北朝鮮が兵を派遣するなど北朝鮮とロシアの全方位的な軍事協力に対して深刻な懸念を表明し強く非難するとともに、両国がロ朝軍事協力の遮断に向けて国際社会と緊密に協力していくことを確認した。
また、北朝鮮の核・ミサイル脅威が高まる安全保障状況においては、韓日、韓米日の緊密な意思疎通と連携が必須との認識で一致し、韓日、韓米日の安保協力を今後も発展させていくことを確認した。
金氏は中谷氏との会談に先立ち、韓国、米国、日本、オーストラリア、フィリピンの5カ国による国防相会談に出席した。この5カ国による国防相会談は今回が初めて。
5カ国は国際法と主権が尊重される自由で開放された、安全で繁栄するインド太平洋のためのビジョンを進展させることに対する共通の意思を強調した。
また域内の安保と安定支援のための緊密な多国間協力の重要性、ASEANが主導する協力の枠組みの重要性も強調した。