【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は18日、北朝鮮が同日にごみなどをぶら下げた風船を再び飛ばしたことについて、「軍の忍耐心をこれ以上試すな」と警告する声明を出した。
声明は「北は稚拙で卑劣な約7000個の汚物・ごみ風船を散布し、わが国民の不安とともに人的・物的被害を発生させ、国賓の行事会場にも(ごみを)落とすなど決して看過できない挑発行為を行った」と批判。「北の行為は一線を越えており、以後発生するすべての事態の責任は北にあることを再度厳重に警告する」と強調した。
北朝鮮は今年5月から31回にわたって汚物やごみをぶら下げた風船を韓国に向けて飛ばした。10月24日にはソウル・竜山の大統領室庁舎前で行われたポーランド大統領の歓迎式典の会場に風船の内容物が落下した。ポーランド大統領は国賓として韓国を訪問していた。
合同参謀本部によると、北朝鮮はこの日、約40個の風船を飛ばした。現在までに首都圏やソウル郊外の京畿道で約20個の落下物が確認された。中身はビラなどで、分析した結果、危険物はなかったという。