【ソウル聯合ニュース】世論調査会社の韓国ギャラップは15日、全国の18歳以上の1002人を対象に12~14日に実施した調査の結果、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は就任後最低となった前回調査(5~7日)より3ポイント上昇した20%だったと発表した。不支持率は3ポイント下落した71%だった。
尹大統領の支持率は2週連続で過去最低を更新していたが、10月第4週(20%)以来3週ぶりに20%を回復した。先週に国民向け談話発表と記者会見を行ったことで、支持層の一部が戻ったとみられる。
尹大統領を支持する理由は「外交」(28%)、「頑張っている・最善を尽くしている」「決断力・推進力・根気」(いずれも6%)、「安定的」「国防・安全保障」「医学部定員の拡大」(いずれも5%)、「経済・国民生活」「主観・所信」(いずれも4%)などの順だった。
支持しない理由は「金建希(キム・ゴンヒ)夫人を巡る問題」(16%)、「経済・国民生活・物価」(13%)、「コミュニケーション不足」(7%)、「経験・資質不足、無能」「外交」「全般的にうまくできていない」(いずれも6%)、「独断的・一方的」「不正腐敗・汚職」「医学部定員の拡大」(いずれも4%)などと続いた。ギャラップは、5週連続で夫人関連問題が経済や国民生活とともに多く挙がったと指摘した。
政党支持率は与党「国民の力」が2ポイント下がった27%、最大野党「共に民主党」が2ポイント下落の34%だった。同社の調査で国民の力の支持率は現政権発足後最低となった。「祖国革新党」は7%、「改革新党」は3%、「進歩党」は1%、支持政党がない無党派層は26%だった。
また、米大統領選でトランプ氏が当選したことに関し、韓国経済にマイナスの影響を及ぼすと回答した人は73%に上った。プラスの影響を与えるとの回答は12%だった。