【ソウル聯合ニュース】国際オリンピック委員会(IOC)のホームページに日本式の名前で英語表記された韓国人選手11人の名前の韓国式名前への変更が推進されている。これら選手は日本による植民地時代に日本代表として五輪に出場するなどした。
大韓体育会(韓国オリンピック委員会)の李起興(イ・ギフン)会長がこのほどIOC事務局長と会談し、この問題について協議したようだ。
韓国はこれまでIOCに対し、名前の表記の変更を求めてきた。IOCは1980年代半ば、この問題について議論したが、「当時の組織委員会の記録に従う」との立場を示し、変更を拒否してきた。
ただ、成果がなかったわけではない。1936年のベルリン五輪のマラソンで金メダルを獲得した孫基禎(ソン・ギジョン)さんの名前は「Kitei Son」と表記されているが、選手紹介欄には「Sohn Kee―chung」と韓国式名前が併記されている。11人の選手のうち、5人が日本式と韓国式の名前が併記されている。
大韓体育会は今後も韓国式の名前への変更を求めていく方針だ。