韓国の文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の娘ダヘ氏が、済州に所有している住宅で違法に民泊を行っていたことを認めた。
ムン・ダヘ氏(41)は今月11日午後5時に済州の自治警察に出頭し、公衆衛生管理法違反の容疑を全て認めたという。済州道自治警察が13日に明らかにした。済州自治警察庁は今月15日ごろ、ダヘ氏を起訴意見付きで書類送検する予定だ。
ダヘ氏は済州市翰林邑挟才里にある一戸建て住宅で、申告せずにおよそ2年にわたり違法に宿泊業を営んだ疑いが持たれている。この住宅は2022年7月に、文・前大統領の長年の知人として知られる宋基寅(ソン・ギイン)神父から3億8000万ウォン(現在のレートで約4200万円。以下同じ)で購入したものだという。
済州市は今年9月、共有宿泊業(Airbnb)のモニタリングを通して「挟才里の住宅を利用した」というコメントおよそ90件を確認し、自治警察に捜査を依頼した。
宿泊業を営む際には、観光宿泊業(休養ペンション業)、一般生活宿泊業、農漁村民泊、青少年修練院などに登録しなければならない。各業種はそれぞれ観光振興法(済州特別法)、公衆衛生法、農漁村整備法、青少年活動振興法の適用を受ける。公衆衛生法上の宿泊業登録なしに営業行為をして摘発された場合、2年以下の懲役または2000万ウォン(約220万円)以下の罰金刑に処される。
済州自治警察の関係者は「ムン・ダヘ氏は出頭して容疑を全て認めた」とし「今週、起訴意見付きで書類送検する予定」と明かした。
済州=呉在鏞(オ・ジェヨン)記者