【ソウル聯合ニュース】韓国の大統領室は12日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が14~21日に南米のペルーとブラジルを訪問し、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議と20カ国・地域(G20)首脳会議に出席すると発表した。
南米訪問に合わせ、トランプ米次期大統領のほか日本の石破茂首相、中国の習近平国家主席との個別会談、韓米日3カ国首脳会談も調整する。
金泰孝(キム・テヒョ)国家安保室第1次長は記者会見で今回の外遊について、「ロシアと北の軍事協力に対する国際社会の連帯の必要性を強調する」と述べた。
大統領室関係者は「韓日会談は積極的に調整しており、韓中会談も協議しているため、実現の可能性が高い」と述べた。また、「米国のバイデン大統領が任期を終える前に韓米日首脳会談を開催することを約束している」として、韓米日会談を積極的に議論していることを明らかにした。
トランプ氏との会談については、「トランプ氏側と緊密な意思疎通を続けている」と述べた。尹大統領は7日、トランプ氏と電話で会談し、早い時期に対面することで一致している。
尹大統領は14日、ペルーの首都リマに向けて出発。15日にAPEC首脳会議に出席する。16日にはペルーのボルアルテ大統領と会談する。
17日にはブラジル・リオデジャネイロに向け出発する。18~19日にG20首脳会議に出席する。
今回の南米訪問にはさまざまな疑惑が取り沙汰されている金建希(キム・ゴンヒ)夫人は同行しない。