【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部のイ・ソンジュン広報室長は12日の記者会見で、北朝鮮が黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)付近で5日連続で全地球測位システム(GPS)妨害電波を発信していると明らかにした。
北朝鮮は8日からGPSをかく乱させる電波を発信している。5月末~6月初めにもNLL付近で南側に向けてGPS妨害攻撃を行っていた。この時期の攻撃は電波の方向や出力量などから韓国への挑発行為ということが明白だった。だが、最近韓国軍が捉えている電波は出力量が低く、発信時間も短いため、「攻撃」とは判断し難いという。
イ氏は「11月に行われているのは主に無人機の出現に備えた自主的な訓練が目的」と説明した。北朝鮮は10月11日に外務省声明を出し、韓国が10月3日と9日、10日の深夜に無人機を平壌上空に侵入させたと主張した。