韓国医師協会会長 「弾劾」受け退任へ

【ソウル聯合ニュース】韓国の大韓医師協会(医協)は10日、臨時代議員総会を開き、林賢澤(イム・ヒョンテク)会長の不信任案を賛成多数で可決した。林氏を巡っては、度重なる暴言が物議を醸したほか、政府が医師不足などの対策として打ち出した大学医学部の入学定員増員方針を撤回させられなかったとして批判の声が上がっていた。

 同氏は5月に開業医を中心とする医師協会の会長に就任したが、わずか半年で「弾劾退任」することになった。政府の医学部定員増員に反対する強硬派として、「医療介入」を直ちに正すと主張していたが、有効な対策を打ち出せなかった。来年度の入学定員増を阻止できなかったほか、政府関係者らに対する不適切な発言を相次いでSNS(交流サイト)に掲載したことで風当たりが強くなった。

 医師協会の代議員運営委員会は林氏が協会の名誉を失墜させたとして、先月29日に緊急会合を開いて不信任案の採決を決めた。

 林氏の退任に伴い、医師協会は60日以内に新会長を選ぶ選挙を実施する予定。

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