◇尹大統領が妻の行動を謝罪 対外活動「国民嫌がるならやめるべき」
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は7日、ソウルの大統領府庁舎で行った記者会見で、夫人の金建希(キム・ゴンヒ)氏の高級ブランドバッグ受領、輸入車ディーラーの株価操作事件への関与、国政介入などの疑惑について「何事にもより慎重に行動すべきなのに、国民に心配をかけたことは無条件で誤り」と述べた。金氏の対外活動については「国民が喜ぶならやり、嫌がるならやめるべきだ」としながら、世論を十分に勘案し、外交慣例や国益上必要な場合を除いて中止するという現在の基調を維持すると明らかにした。
◇尹大統領 与党代表と「共同の政治的利益追求すれば関係良くなる」
尹錫悦大統領は、不仲説が浮上している与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)代表との関係について「政府は政府として、党は党として国民のために最も有能な政府、最も有能で迅速な党になるために一生懸命共に仕事をしていれば関係が良くなるのではないか」とし、「個人的感情を持って政治をするのではなく、共通・共同の課題を見つけ、共同の政治的利益を追求する時に強力な接着剤になる」と述べた。
◇最大野党代表 尹大統領の談話「国民が同意する内容ではない」
最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は国会で記者団に対し、尹大統領が国民向け談話を発表するとともに記者会見を開いたことについて「内容を詳しく見ていないので立場を申し上げるにはまだ早いが、伝え聞いた話によると国民が喜んで同意するほどの内容ではないようだ」と述べた。李氏は、この会見を機に与党「国民の力」の韓東勲代表が与野党代表会談に応じるとみているかとの質問には「韓代表に連絡して(会談を)公式に要請したが、難しい立場のようだ」として「こういう時ほど会って対話しなければならない」と強調した。
◇昨年の国際結婚2万件超 婚姻全体の1割占める
統計庁が公開した統計によると、昨年の国際結婚の件数は2万431件で、前年比17.2%増加した。婚姻件数全体のうち国際結婚が占める割合は10.6%で、前年比1.5ポイント上昇した。国際結婚した男性の平均初婚年齢は前年比0.6歳上昇した37.2歳で、女性は0.4歳下がった29.5歳だった。国際結婚した夫婦の間に生まれた子どもの数は1万2150人で、前年比3.0%減少。出生数全体に占める割合は0.3%ポイント上昇の5.3%だった。