10組に1組が国際結婚 出生児の割合は5.3%に=韓国

【世宗聯合ニュース】韓国で昨年結婚した夫婦の10組中1組はどちらかが外国人の国際結婚で、出生数のうち国際結婚の家庭で生まれた子の割合は前年より0.3ポイント上昇した5.3%だった。 

 ◇国際結婚17%増 妻の国籍はベトナム・中国・タイの順

 韓国統計庁が7日に公開した2023年の国際結婚に関する統計によると、昨年届け出のあった国際結婚は2万431件で、前年比17.2%(3003件)増えた。

 婚姻全体に国際結婚が占める割合は10.6%で、1.5ポイント上昇した。 

 国際結婚の割合は2019年に10.3%を記録し10%を超えたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で21年には7.2%まで下がった。

 国際結婚のタイプは、妻が外国人である場合が69.8%に達した。夫が外国人は17.9%。夫婦のどちらかが帰化者の場合が12.3%だった。

 年代別では、夫は45歳以上が33.2%で最も多く、妻は30代前半が23.6%で最多だった。

 国際結婚した男性の平均初婚年齢は37.2歳で、前年より0.6歳上がった。妻は29.5歳で0.4歳下がった。

 国際結婚した夫婦の76.1%は夫が年上だった。夫の年齢が10歳以上多い夫婦は38.1%で、前年より3.1ポイント増えた。 

 国籍別では、妻はベトナムが27.9%で最も多く、中国(17.4%)、タイ(9.9%)と続いた。夫は中国(6.9%)、米国(6.9%)、ベトナム(3.9%)の順だった。

 統計庁関係者は新型コロナ感染拡大期に急減した国際結婚が急速に増加していると説明した。

 ◇国際結婚夫婦 離婚が増加に転じる 

 一方、昨年に届け出のあった国際結婚夫婦の離婚は8158件で、前年より3.9%(305件)増え、2011年以来、13年ぶりに増加した。

 男性の平均離婚年齢は50.3歳で、前年より0.2歳増えた。女性は41.3歳で前年とほぼ同じだった。

 離婚夫婦の平均結婚期間は10.1年で、未成年の子どもがいる家庭は39.7%だった。

 国際結婚夫婦の昨年の出生数は1万2150人で、前年より3.0%(376人)減少した。 

 全体の出生数が7.7%減少した影響で、出生数全体に占める国際結婚夫婦の割合は前年より0.3ポイント上昇した5.3%となった。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい