◇北朝鮮の超大型ロケット砲発射 韓国への核威嚇か=全土が射程圏内
韓国軍合同参謀本部は5日の記者会見で、北朝鮮が同日午前7時半ごろに発射した数発の短距離弾道ミサイル(SRBM)について、戦術核の搭載が可能な口径600ミリ級の超大型放射砲(多連装ロケット砲)「KN25」と推定されると発表した。北朝鮮が先月31日に行った新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星19」の発射が米国を核兵器で攻撃できるという威嚇であるとすれば、この日のミサイル発射は韓国に対する核の威嚇と受け止められる。
◇韓国みそ・しょうゆなどの「醤造り文化」 ユネスコ無形文化遺産登録へ
国連教育科学文化機関(ユネスコ)は5日、事前審査を行うユネスコの評価機関が、大豆を発酵させてテンジャン(みそ)やカンジャン(しょうゆ)を造る「韓国の醤(ジャン)造り文化」を無形文化遺産に登録するよう勧告したと発表した。12月2~7日にパラグアイの首都アスンシオンで開かれる政府間委員会で正式に登録が決まる。今回の勧告により、「韓国の醤造り文化」は韓国の23件目の無形文化遺産として登録されることが確実となった。
◇尹大統領夫人巡る疑惑捜査法案 国会小委で特別法可決
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡るさまざまな疑惑を政府から独立した特別検察官に捜査させるための特別法案が5日、国会法制司法委員会の小委員会で可決された。同委員会に所属する与党「国民の力」の議員3人全員が反対したのに対し、最大野党「共に民主党」は5人の議員全員が賛成した。共に民主党は14日の国会本会議での可決を目標としており、法案は法制司法委員会の全体会議でも野党の数的優位を生かして迅速に処理される可能性が高い。
◇尹大統領夫人の選挙介入疑惑 中心人物が8日に検察出頭へ
尹錫悦大統領の妻、金建希氏の選挙介入疑惑の中心人物で、政治ブローカーとされるミョン・テギュン氏が8日、検察に出頭して取り調べを受けることが分かった。ミョン氏の弁護士が明らかにした。ミョン氏は2022年6月の国会議員補欠選で当選した与党「国民の力」の金映宣(キム・ヨンソン)前議員から、22年8月から昨年12月にかけて数十回にわたり計約9000万ウォン(約990万円)を受け取ったとして政治資金法違反の疑いが持たれている。
◇米メタに課徴金24億円 利用者の個人情報無断収集
個人情報保護委員会は、米IT大手メタ(旧フェイスブック)に対し、個人情報保護法違反で約216億ウォン(約24億円)の課徴金を科すと発表した。メタは韓国のフェイスブック利用者約98万人について、プロフィールから宗教観・政治観、同性婚の有無などの個人情報を無断で収集したとされる。