BTS事務所・HYBEの7~9月営業益25.4%減 内紛長期化

【ソウル聯合ニュース】韓国人気グループのBTS(防弾少年団)らが所属する総合エンターテインメント企業、HYBE(ハイブ)が5日発表した7~9月期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は前年同期比25.4%減の542億ウォン(約59億9000万円)、純利益は98.6%減の14億ウォンだった。売上高は1.9%減の5278億ウォン。HYBEの子会社で人気ガールズグループ、NewJeans(ニュージーンズ)が所属する事務所ADOR(アドア)の代表取締役を解任されたミン・ヒジン氏との紛争が長期化するなか、減益減収となった。

 7~9月期の営業利益は、金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが集計した市場予想(557億ウォン)を2.6%下回った。 

 部門別では、アルバム・公演・出演料などを合わせた「直接参加型売上」が3230億ウォンで18.8%減少した。なかでもアルバム・音源(18.8%減)と公演(14.8%減)の下落幅が大きかった。

 一方、グッズ・コンテンツ・ファンクラブなどの「間接参加型売上」は31.8%増の2049億ウォンだった。このうちコンテンツ売上高が63.6%増加し、成長をけん引した。

 また、7~9月期にはグローバルガールズグループ、KATSEYE(キャッツアイ)のファーストミニアルバム「SIS(Soft Is Strong)」が米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」に2週連続ランクインするなどの成果を上げた。

 HYBEが運営するファン向けコミュニティープラットフォーム「Weverse(ウィバース)」の7~9月期の月間利用者数(MAU)は970万人で前期比約10万人増加したが、前年同期比では約90万人減少した。

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