【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は３日、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）発射への対応として、韓米日３カ国の合同空中訓練を同日実施したと発表した。訓練には米戦略爆撃機Ｂ１Ｂが参加した。
韓国南部・済州島の東側、韓日の防空識別圏（ＡＤＩＺ）が重なる区域で実施され、韓国空軍の戦闘機Ｆ１５Ｋ、米空軍の戦闘機Ｆ１６、日本の航空自衛隊の戦闘機Ｆ２などが参加。Ｂ１Ｂが護衛を受けながら訓練空域に移動し、仮想の標的を攻撃する方式で実施された。
米戦略爆撃機の朝鮮半島展開は今年４回目、韓米日による空中訓練は今年２回目となる。
北朝鮮が先月末に大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）の発射実験を実施したことへの対応として、北朝鮮に警告メッセージを送る狙いがある。
Ｂ１Ｂは最高速度マッハ１．２５（音速の１．２５倍）で最大１万２０００キロを飛行できる。太平洋の米領グアムに配備された場合、２時間以内に朝鮮半島に展開可能だ。核兵器は運用しないが、最大５７トンの兵器を搭載できる。
合同参謀本部は今回の訓練について、「高度化する北の核・ミサイル脅威に対応し、これを抑止する韓米同盟の一体型拡大抑止の実行力と、韓米日の安全保障協力による強力な対応の意思と能力を示すもの」と説明している。