韓国 きょうのニュース(10月31日)

◇尹大統領 北のICBM発射に「強力対応」

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は31日、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことに関連し、国家安全保障会議(NSC)に「国際社会とともに北の挑発に強力に対応し、北がいかなる奇襲挑発も画策できないように隙なく備えなければならない」と指示した。大統領室が明らかにした。

◇対北輸出規制に15品目追加 固体燃料式ミサイル開発を阻止

 政府は31日、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受け、固体燃料式の弾道ミサイル開発に転用できる品目を輸出規制のための監視対象に新たに加えると発表した。新たに監視対象になるのは過塩素酸アンモニウム、塩化ナトリウム、天然ゴム、炭素繊維ベアリング、デジタル加速度計、慣性計測装置、X線検査装置など15品目。固体の推進剤や胴体、燃焼管、駆動装置など固体燃料式ミサイルの開発と生産全般に必要なもので、北朝鮮にとって独自生産が難しい。

◇北の発射に警告 韓米戦闘機110機が訓練

 軍合同参謀本部は31日、韓米が黄海と朝鮮半島中部の空域で大規模な韓米合同空中訓練を実施したと発表した。訓練は同日朝の北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射に対抗して行われた。訓練には、韓国空軍の戦闘機F35A、F15K、KF16などのほか、在韓・在日米軍の戦闘機F35など計110機の韓米空中戦力が参加した。合同参謀本部は、北朝鮮の移動式発射台(TEL)を模した標的をF15Kが攻撃し、爆破する写真を公開した。この日、TELからICBMを発射したとみられる北朝鮮への警告メッセージになる。

◇尹大統領 就任直前に与党公認候補選びに介入か

 最大野党「共に民主党」は31日、尹錫悦大統領が2022年6月の国会議員補欠選を巡り、与党「国民の力」の公認候補選びに介入した証拠とする音声の録音を公開した。「共に民主党」の朴贊大(パク・チャンデ)院内代表は31日、国会で緊急記者会見を開き、国民の力の国会議員だった金映宣(キム・ヨンソン)氏が公認を受ける直前の2022年5月9日に録音されたものとし、尹大統領に近い事業家のミョン・テギュン氏と尹大統領の通話の音声ファイルを公開した。尹大統領はこの翌日の10日に大統領に就任した。

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