【TV朝鮮】(アンカー)
今日(29日)はハロウィーンに発生したソウル梨泰院雑踏事故から2年目となる日です。事故現場と追悼の場には、犠牲者を悼む人々が相次いで訪れました。チョ・ユンジョン記者がお伝えします。
(記者リポート)
2年前に惨事が起きたソウル・梨泰院の細い道で慰霊祭が行われました。
人々はひざまずいたり、両手を合わせたりして祈り、犠牲者を悼みました。
(シン・ジョンウォンさん /ソウル市江東区)
「できる限りここに来て一輪でも花を供えて、私自身も忘れないよう、ささやかながらもそう努めるという気持ちというか…」
細い道の片隅には犠牲者159人の名前と13カ国の外国人犠牲者の母国語で書かれた追悼メッセージが掲げられています。
あるコンビニエンスストアでは、このように追悼で訪れた人々のために菊の花を用意しました。
ハロウィーン雑踏事故で娘を亡くした男性は、娘の写真を見ていました。
(パク・アルトゥールさん /故パク・ユリアナさんの父)
「2年になりますが、まだ胸が痛みます。きっと私が死ぬまで胸が痛むでしょう。ずっと忘れられません」
ソウル市庁(区役所)近くの追悼の場「星たちの家」には犠牲者たちを忘れないというメッセージが数多く貼られていました。
(イ・ジョンミンさん /遺族協議会運営委員長)
「事故が発生した月に共に思い起こし、共に連帯してくれる…そういうお気持ちを私たちは望んでいます」
ハロウィーン前の先週末、ソウル市内で人出の多い梨泰院・弘大・江南駅などには10万人を超える人々が集まりましたが、警察や自治体がパトロール人員を増やして交通整理などを強化し、これといった事故はありませんでした。TV朝鮮、チョ・ユンジョンがお伝えしました。
(2024年10月29日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)