ソウル市や京畿道で日本人女性80人の出稼ぎ売春をあっせんした、いわゆる「列島の少女たち」の業者と管理者が、裁判で実刑判決を受けた。日本人女性らが組織的な売春で摘発されたのは今回が初めて。
【グラフィック】「列島の少女たち」売買春はどのように行われたのか
ソウル中央地裁は29日、性売買処罰法違反などの罪で逮捕・起訴された売春あっせん業者のY被告に懲役2年、罰金5000万ウォン(約552万円)、追徴金約2億8000万ウォンを言い渡した。管理者のP被告には懲役1年8カ月、罰金3000万ウォンが言い渡された。
裁判では「出稼ぎ売春を行う日本人女性たちを雇い、大規模かつ長期間にわたって売春組織を運営しており、罪状は軽くない」とした上で「被告らは共に犯行を認めており、提出された証拠を総合すればいずれも有罪と認められる」と指摘した。
両被告は昨年11月から今年5月にかけて、日本人女性約80人を韓国に入国させ、ソウル市と京畿道で組織的に売春をあっせんしていたとして起訴された。
両被告は「列島の少女たち」というタイトルでインターネット上に広告を出し、出稼ぎ売春をあっせんしていたという。日本のセクシー女優の場合、1回の売春で130万-250万ウォン(約14万3700-27万6000円)を手にしていたことが分かった。
パク・ヘヨン記者