◇ロシアの北朝鮮軍 幹部ら一部は戦線に移動か
情報機関・国家情報院(国情院)は29日、国会情報委員会による国政監査で、ロシアに派遣された北朝鮮軍について、幹部を含む一部が戦線に移動した可能性があると報告した。与野党議員が記者団に伝えた。国情院は「北とロシアの兵力移送が進められている」として、「軍幹部を含む一部の人員が戦線に移動した可能性を確認している」と明らかにした。
◇韓銀総裁 財政通じた景気浮揚策「必要ない」
韓国銀行(中央銀行)の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は国会企画財政委員会の国政監査に出席し、財政政策を適時に取らなかったために景気低迷が続いているとする野党議員の指摘に「同意できない」として「財政を通じた全面的な景気浮揚策は必要ない」と述べた。また、韓国の実質国内総生産(GDP)成長率は低調だった7~9月期の数値を考慮しても潜在成長率より高い水準だとした上で、「金利などで積極的浮揚策を取れば意図せぬ副作用が表れる恐れがある」と警告した。
◇違法薬物常用の俳優ユ・アイン「悪意なかった」 二審で情状酌量訴え
違法薬物を常習的に使用したとして麻薬類管理法違反などの罪に問われ、一審で懲役1年の実刑判決を受けた俳優のユ・アイン被告の控訴審初公判がソウル高裁で開かれ、ユ被告の弁護人は「法や規定の抜け穴を利用し、悪意をもって違反したのではなく、既に身体的、精神的に苦しい状況で睡眠麻酔薬への依存性が生じた」として、一審判決の量刑は過度に重く不当だと主張した。ユ被告は2020年9月~22年3月にかけ、ソウルの病院で美容施術のための麻酔を口実に181回にわたり医療用麻薬類などを投薬した罪で23年10月に在宅起訴された。