【ソウル聯合ニュース】韓国半導体大手のSKハイニックスが24日発表した7~9月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は7兆300億ウォン(約7770億円)で、前年同期(1兆7920億ウォンの営業損失)から黒字転換した。営業利益は韓国金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想の6兆8145億ウォンを3.2%上回った。
売上高は前年同期比93.8%増の17兆5731億ウォンで、営業利益と売上高のいずれも四半期ベースで過去最高を記録した。
売上高は4~6月期(16兆4233億ウォン)に続き、2期連続で過去最高額を更新した。営業利益も半導体の好況期だった2018年7~9月期(営業利益6兆4724億ウォン)の記録を6年ぶりに塗り替えた。
サムスン電子の7~9月期の営業利益(速報値)が9兆1000億ウォンで、このうち半導体事業の営業利益は4兆~4兆4000億ウォンと予想されることから、SKハイニックスの営業利益はサムスン電子を大幅に上回ったとみられる。
同社は「データセンターを中心に人工知能(AI)向けメモリーの需要が持続し、HBM(広帯域メモリー)、eSSDなど高付加価値製品の売り上げが拡大した」とし、収益性の高いDRAMとNAND型フラッシュメモリーの平均販売価格も前期比で10%台半ばの上昇率を記録したと説明した。