ポーランドで、霊きゅう車に載せられていた遺体が道路に転がり落ちるというアクシデントがあった。TVN24などポーランド・メディアが22日(現地時間)、報じた。
報道によると、今月18日午後7時ごろ、ポーランド・スタロバボラの路上で女性の遺体が見つかった。当時この場所を車で通過した人たちは、女性が交通事故に遭ったと思っていたという。
第一発見者の男性は、車を運転中に布が飛んできてフロントガラスに張り付いたため、危うく事故を起こしそうになった。布はすぐにガラスの下に移動したため、男性は前が見えるようになったが、バックミラーを確認したところ女性が横たわっているのが見えた。この男性は、フロントガラスに布が張り付いて前が見えなくなっている間に、横断歩道を渡っている女性を車で引いてしまったのかと思い、大変驚いた。しかし、すぐに女性が(もともと)遺体だったことに気付いた。
警察の調べによると、この遺体は近くの葬儀場の霊きゅう車で運ばれている時に道路に落下したことが分かった。
葬儀場側は、霊きゅう車のトランクのロック装置が壊れていたとして、遺族に謝罪した。葬儀業者は「故人の遺体を運ぶ過程で、予期せぬ技術的な欠陥により不幸な事故が発生した」として「過ちを認め、今回の件に関する全ての責任を負う」とコメントした。さらに「このような事故が発生したのは初めてだ。今後はこのようなことが再発しないよう、車の点検やスタッフの再教育など、あらゆる努力を尽くしたい」と述べた。
チェ・ヘスン記者