【ソウル聯合ニュース】韓米両軍の制服組トップは18日、テレビ会議形式で開いた韓米軍事委員会(MCM)で北朝鮮とロシアの軍事協力が朝鮮半島と世界の平和を脅かし、緊張を高めていると批判した。
委員会には韓国の金明秀(キム・ミョンス)合同参謀本部議長と米国のブラウン統合参謀本部議長が出席した。
両氏は北朝鮮が南北関係を「敵対的な二つの国家」と規定し、ごみをぶらさげた風船を韓国に向けて散布するなど挑発行為を続けていることに懸念を表明するとともに、北朝鮮の新たな挑発行為を防ぐためには強固な韓米連合防衛体制の維持が重要との認識で一致した。また北朝鮮の核・大量破壊兵器(WMD)への対応のため韓国軍が創設した「戦略司令部」の役割について議論したうえで、作戦計画をめぐり韓米連合軍司令部と緊密に連携することを確認した。
委員会は両国軍の制服組トップが国防懸案について話し合う定例会合。1978年に始まり、毎年ソウルとワシントンで交互に開催されている。今年は米国で開かれる予定だったが、北朝鮮が韓国とつながる南北連結道路を爆破するなど威嚇を強めていることを受け、テレビ会議に変更された。