【TV朝鮮】(アンカー)
韓国最大野党・共に民主党の梁文錫(ヤン・ムンソク)議員が青瓦台で公演した国楽(韓国伝統音楽)関係者らを「妓生(キーセン、芸者に相当)」に例えた発言について公の場で謝罪しました。ところがその数時間後、交流サイト(SNS)の自身のアカウントで「示し合わせて攻撃してきても、くたばらない」と投稿しました。与党・国民の力からは「心からの謝罪なのかどうかが疑われる」という声が上がっています。チェ・ウォンヒ記者がお伝えします。
(記者リポート)
10日に青瓦台で行われた懇談会で公演をした国楽関係者たちを「妓生」になぞらえて物議を醸した共に民主党の梁文錫議員が、発言から四日後の14日夜9時ごろ、自身のSNSアカウントで謝罪しました。
「真意とは違い、乱暴で誤解を招きかねない表現に傷ついた方々におわび申し上げます」という内容で、国楽の重鎮たちが国会を訪れて謝罪要求会見を開いてから7時間後のことでした。
(申英姫〈シン・ヨンヒ〉氏 /国家無形遺産パンソリ保有者〈14日〉)
「謝罪しないなら、私たちは最後まで闘います」
15日午前に行われた国会文化体育観光委員会の国政監査でも、公式謝罪が相次いで要求されるや、梁文錫議員は「派生的な意味を十分に考慮できなかった。反省する」と述べました。
(裵賢鎮〈ペ・ヒョンジン〉議員=国民の力=)
「実際に、もっと真摯(しんし)に、ご自身から直接、どんな方法であれ国楽関係者の方々にさらに謝罪してほしい」
(梁文錫議員=共に民主党=)
「派生的な意味を十分に考慮せずに使ったことが、あまりにも乱暴だったというご指摘は重く受け止め、慎重さに欠けたことを深く反省します」
しかし、この約3時間後、SNSの梁文錫議員のアカウントには「示し合わせて弾圧し、攻撃してきてもへこたれない」「サイの角のように前進する」と投稿しました。
国民の力の関係者は「結局、梁文錫議員の謝罪には誠意がなく、その場逃れをしようと小細工したものだ」と批判しました。TV朝鮮、チェ・ウォンヒがお伝えしました。
(2024年10月15日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)