韓米日 きょうソウルで外務次官協議=緊張高める北への対応など議論

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が韓国から飛来した無人機が領空侵犯したと主張するほか、南北間をつなぐ道路の北朝鮮側の一部区間を爆破するなどして朝鮮半島の緊張が高まるなか、韓米日3カ国が16日、ソウルで外務次官協議を開き、北朝鮮問題などでの協力について議論する。

 協議には韓国から外交部の金烘均(キム・ホンギュン)第1次官、米国からキャンベル国務副長官、日本から岡野正敬外務事務次官が出席する。

 韓米日外務次官協議は北朝鮮核問題のほか、地域や世界の問題での協力を議論するために開かれる定例会議で、前回は5月末に米ワシントン近郊にあるキャンベル氏の別荘で開かれた。

 今回の会議で3カ国は朝鮮半島問題を含む地域や世界の問題に対する協力策について論議し、3カ国協力の発展策についても協議する予定だ。

 特に北朝鮮が韓国から飛来した無人機が平壌上空に侵入して体制批判ビラを散布したと主張しているほか、軍事境界線の北側にある南北連結道路の一部を爆破したしたことで朝鮮半島の緊張が高まっていることに加え、来月5日の米大統領選に合わせ北朝鮮が挑発を行う可能性があるため3カ国はこれらの問題への対応策などを議論するとみられる。

 米側は南シナ海での国際法順守の重要性などに焦点を合わせると発表した。

 また3カ国が安全保障や経済分野での協力強化に向け新設を進める事務局も議題になるとみられる。

 11月に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議や主要20カ国・地域(G20)首脳会議などに合わせた3カ国首脳会談の開催についても議論する見通しだ。

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