5人の子を持つ消防士が特別昇進 自治体の少子化対策で=韓国

【蔚山聯合ニュース】韓国南東部の蔚山市は14日、多子世帯を支援する同市の政策に基づき蔚山中部消防署で働く40代の男性を消防長から1階級上の消防尉に「特別昇進」させ、「模範公務員証」を授与した。男性は4歳、6歳の双子、9歳、10歳の5人の子の父親という。

 男性は子ども5人を育てるのは容易なことばかりではなかったが、仕事を終えて帰宅すると子どもたちが抱きついてきて、このうえなく可愛いと話した。

 また「火災現場に出動して危険な状況を迎えると、子どもたちと妻の顔がまず思い浮かぶ」とし、そのたびに、「安全に帰らなければならない」と気を引き締めると紹介した。

 男性はこれまで行ってきた火災現場での救急活動などの功労がともに認められた。

 市の関係者は多子世帯の公務員を特別昇進させる制度で、5人の子どもを持つ親が昇進したのは全国初だと説明。多子世帯の公務員を支援し、少子化問題の解決を目指すという市の強い意思が今回の昇進に込められていると強調した。

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