【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は11日午後、北朝鮮がごみなどをぶら下げた風船とみられる物体を再び韓国に向けて飛ばしていると発表した。北朝鮮はこの日、韓国が無人機を平壌上空に侵入させたと主張する外務省声明を発表した。
風船は北朝鮮に近い京畿道北部や江原道地域に飛んでいく可能性があるとし、落下物に注意するとともに風船を発見しても触れずに軍または警察に通報するよう呼び掛けた。
北朝鮮は韓国民間団体の体制批判ビラ散布に反発して今年5月からごみ風船を飛ばしており、今回で28回目となる。合同参謀本部はこの日午前にも北朝鮮が風船を飛ばしたと発表した。
一方、合同参謀本部がこの日午後に風船に関して発表する前に、北朝鮮外務省は「重大声明」を発表。韓国が3日と9日、10日の深夜に無人機を平壌市上空に侵入させ、「反共和国(北朝鮮)政治謀略扇動ビラ」を散布したと主張した。韓国軍は否定している。