サムスン半導体トップ 業績発表後に異例の謝罪=「再飛躍」約束

【ソウル聯合ニュース】韓国・サムスン電子の半導体部門を統括する全永鉉(ジョン・ヨンヒョン)デバイスソリューション部門長(副会長)は8日、同社の7~9月期の業績が発表された後、「市場の期待に及ばない成果により根本的な技術競争力と会社の将来についてまでご心配をおかけして申し訳ない」とする異例の謝罪メッセージを出した。

 全氏は「すべての責任は事業を率いている経営陣にあり、危機を克服するため経営陣が先頭に立って必ず再飛躍のきっかけをつくる」と強調した。

 サムスン電子の経営陣が業績発表と関連し、別途のメッセージを発表したのは今回が初めて。最近の株価下落や技術競争力の懸念など同社を取り巻く危機感が高まるなか、状況の厳しさを認識したうえで危機克服への強い意志を示したものとみられる。

 サムスン電子はこの日、7~9月期の営業利益は前年同期比274.5%増の9兆1000億ウォン(約1兆円)だったと発表した。聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想の10兆3047億ウォンを11.7%下回った。

 5月に就任した全氏は当面の危機を回復する方策として▼技術の根源的な競争力回復▼より徹底した未来への準備▼組織文化と働き方革新――を示した。

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