【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は4日、韓国の「国軍の日」(10月1日)の行事を巡り、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領を名指しで非難し、正恩氏の妹の金与正(キム・ヨジョン)党副部長が式典の内容をこき下ろす発言をしたことについてコメントを出し、「絶対に容認できない態度」と強調した。
国防部は北朝鮮側が韓国の兵器や戦略司令部の創設について発言したことについて、「韓国軍の能力と確固たる体制に対する焦燥と不安が表出したもの」と指摘した。また世界に示された韓国軍の威容が北朝鮮住民の目に入ることを恐れた結果と強調した。
朝鮮中央通信は4日、尹大統領が「国軍の日」の記念式典の演説で北朝鮮の核に対し強い警告を発したことについて、金正恩氏が「尹錫悦傀儡(かいらい)」「何かまともでない人」などと非難したと報じた。
また与正氏は前日出した談話で、「国軍の日」に初めて公開された新型弾道ミサイル「玄武5」や同日創設された戦略司令部をこき下ろした。