韓国 きょうのニュース(10月4日)

◇23年の死亡数が減少 自殺率は2年ぶり上昇

 統計庁は4日、2023年の死亡原因に関する統計結果を発表した。新型コロナウイルスが流行を繰り返す「エンデミック」に移行し、コロナによる死者が減ったことで、全体の死亡数は前年より減少した。ただ自殺率が2年ぶりに上昇し、10代の死亡数は前年を上回った。昨年の死亡数は35万2511人で、前年より5.5%(2万428人)減少した。死亡数が前年より減ったのは1.2%減少した2019年以来。

◇救急救命士の業務拡大 心停止時の薬投与など5種追加へ

 保健福祉部は、1級救急救命士の業務範囲に心停止時の薬投与や救急分娩(ぶんべん)時のへその緒の切断などを追加する内容の「応急(救急)医療に関する法律」施行規則の一部改正案を公布したと発表した。改正案によると、1級救急救命士の業務範囲は現在の14種に5種が加わり、19種に増えた。追加されたのは▼心停止時の薬投与▼アナフィラキシーショック時の薬投与▼静脈路確保時の静脈血採血▼心電図の測定と伝送▼救急分娩時のへその緒結紮(けっさつ)・切断。今回の改正案は来年1月1日から適用される。

◇警察に「中国製」防犯カメラ設置 産業スパイ担当部署にも 

 韓国軍が国産として北朝鮮に近い前線部隊などに設置した約1300台の防犯カメラが中国製と判明し、セキュリティー面での問題が指摘されるなか、警察庁にも中国製の防犯カメラが設置されていることが分かった。国会行政安全委員会の朴貞炫(パク・ジョンヒョン)議員(最大野党「共に民主党」)が警察庁から提出を受けた資料を分析した結果、警察庁と中央警察学校、18市・道の警察庁などに少なくとも760台の中国製防犯カメラが設置されていることが確認された。このうち117台と最も台数が多かった京畿南部警察庁では、産業スパイを取り締まる産業技術安全保障捜査隊の事務室にも中国製防犯カメラが設置されていた。

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