年を取ってから苦労しないために…指のストレッチをするとよい

 わたしたちが一日に最も多く使用する身体部位のうち一つは、まさに指だ。それほどひんぱんに使用することから、炎症や疾病が生じやすい。特に、中年女性には「ばね指」という指の炎症症状が現れやすい。どのような病気だろうか。

 ばね指とは指に発症する腱鞘炎の一種で、指の付け根の痛みや腫れなどの炎症症状が現れる。中指や薬指に生じやすく、親指に発症するケースもある。もし指がカクカクと引っかかる感じがしたり、痛みやこわばりが生じたら、ばね指を疑うべきだ。特に、中指と薬指を曲げて再び伸ばすとき抵抗力を感じたり、力を入れて伸ばすとき「バキッ」と大きな音がしたら、ばね指の可能性が高い。手を長時間にわたり反復的に使用すると、症状は一段と悪化する。

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 ばね指は、特に▲反復的な家事労働をしたり▲コンピューターのキーボードをたくさんたたいたり▲ゴルフやテニスなどレジャー活動をする人などによく見られる。糖尿病、痛風、関節リウマチなどによって二次的に発症することもある。健康保険審査評価院によると、韓国国内のばね指患者は昨年26万9178人で、引き続き増加傾向にあり、50-60代の女性患者数がずば抜けて多いという。

 ばね指は、ものすごく不便な程度でなければ、十分な休息を取ることで改善することもある。しかし、症状がよくならなければ、病院で薬物治療や注射による治療を受けるべきだ。それでも指がうまく曲がらない場合、手術を考慮しなければならない。これは、部分麻酔をして行う簡単な手術で、10分程度で終わる。

 ばね指を予防するには、普段から指に負担がかかることを避け、地道にストレッチするとよい。指のストレッチは、手のひらを下に向けて机に乗せ、指を1本ずつゆっくり上げるとよい、業務中、1、2時間ごとに繰り返す。寝る前に5-10分ほど手をお湯につけるのも、筋肉をほぐして血液循環を円滑にするのに役立つ。

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シン・ソヨン記者
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