韓国 きょうのニュース(9月24日)

◇ハクサイ価格高騰 政府が輸入促進へ

 農林畜産食品部は24日、猛暑と干ばつの影響で高騰しているハクサイの価格を安定させるため、輸入を促進するなどの内容を盛り込んだ農産物の需給安定対策を発表した。ハクサイ1株あたりの価格は9500ウォン(約1025円)台まで上昇し、伝統市場などでは2万ウォン台の価格が付いているところもある。農林畜産食品部は、当分の間ハクサイの供給量が減少すると判断し、需給安定のために中国からハクサイを輸入する方針を決めたと説明した。 

◇サッカー代表監督選定手続きを批判 国会

 国会の文化体育観光委員会は24日、大韓サッカー協会に対する懸案質疑で、洪明甫(ホン・ミョンボ)代表監督の選定手続きが公正さを欠いていたとして協会を批判した。これに対し、証人として出席した洪氏は自身が同協会の専務理事を務めていた際の経験を踏まえ、選定過程で不公正な点や特別扱いがあったとは思わないと主張した。

◇「統一やめよう」 尹大統領が前政権高官の主張を理解不能と批判

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は閣議で、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の秘書室長を務めた任鍾ソク(イム・ジョンソク)氏が北朝鮮との統一をやめようと主張したことについて、「統一を人生の目標のように話していた人たちが、北が『二つの国家』を唱えたとたんに自分たちの主張を急に変えた。到底理解できない」と批判した。任氏は、文前大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が「平壌共同宣言」に署名してから6年となる19日に開かれた記念式典で、「客観的な現実を受け止め、二つの国家を受け入れよう」と述べた。

◇雪岳山で初霜観測 昨年より35日早く 

 気象庁などによると、24日午前7時ごろ、北東部の江原道にある雪岳山の大青峰で初霜が観測された。昨年に比べ35日早い初霜となった。江原地方気象庁の関係者は「北側の冷たい空気が下りてきて、晴天で風もあまり吹かず、全体的に放射冷却が活発になったことで霜が降りるのが早かったとみられる」と説明した。

◇足切断の救急患者 12病院で受け入れ拒否

 南東部の慶尚南道咸安郡にある塗装工場で23日午前に60代の男性が作業中にスクリューコンベアに巻き込まれ足を切断する事故が起き、救急隊が出動したものの、近隣の12の病院に救急搬送を断られていたことが分かった。男性は事故発生から約2時間後に大邱市の病院に搬送された。救急搬送の受け入れ拒否を巡っては、今年の秋夕(チュソク、旧暦8月15日)の17日にも釜山で30代女性の搬送先が見つからず、死亡した。韓国では政府が打ち出した大学医学部の入学定員増に反発する研修医が医療現場を離脱したことで救急医療に支障が出ている。

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