【世宗聯合ニュース】韓国統計庁は23日、2022年から72年までの50年間の将来推計人口に関する資料を発表した。同資料によると韓国の人口は今年の世界29位から72年には59位に下がる見通しだ。
他国に比べ高齢化が急速に進み、高齢化率(総人口に占める65歳以上の人口の割合)は世界3位、合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数)は現在の最下位レベルを維持するとみられる。
◇世界の総人口は25%増えるも韓国は31%減
世界の総人口は今年の81億6000万人から増加を続け、2072年には102億2000万人に達する。同じ期間、韓国の人口は5200万人から3600万人に減る。
世界の総人口は25.2%増加するものの、韓国の人口は30.8%減少し、世界人口ランキングで韓国は今年の29位から72年には59位に下がると予想された。
韓国と北朝鮮を合わせた人口は今年の7800万人から72年には5900万人に減少する。人口ランキングは今年の20位から72年には40位に下がる。
人口のピークは韓国が2020年、北朝鮮が32年になる見通しだ。外国人の流入などを含めても韓国の人口は25年から減少に転じるとみられる。
◇出生率はマカオに次ぎワースト2位 平均寿命は日本と同レベル
韓国の高齢化率は今年の19.2%から72年には47.7%に達する見通しだ。世界の高齢化率は今年の10.2%から72年には20.3%に高まる。
72年の韓国の高齢化率は香港(58.5%)、プエルトリコ(50.8%)に次いで世界3番目の高さ。
15歳から64歳の生産年齢人口に対する65歳以上の人口の割合である老年人口指数は、今年の27.4%から72年には104.2%に高まるとみられる。香港(158.4%)、プエルトリコ(119.3%)に次いで3番目に高い。
韓国の昨年の合計特殊出生率は0.72だった。マカオ(0.66)が最も低く、香港(0.72)と韓国が次いで低かった。72年の韓国の出生率は1.08と予想され、マカオ(1.04)に次いで低い。
韓国の平均寿命は2022年時点の82.7歳から72年には91.1歳に伸び、日本(91.1歳)と同じ水準になる見通しだ。中国(86.5歳)、フランス(89.1歳)、ドイツ(87.8歳)、イタリア(89.7歳)、米国(86.0歳)などの主要国は80代半ばから後半と予想された。