今回の評価で、ソウル大学病院も10分野で100位内に名を連ねた。がん(8位)をはじめ、泌尿器(4位)、内分泌(5位)、小児(10位)などが上位圏に選ばれた。セブランス病院は九つの分野で100位内に入った。整形外科(10位)、内分泌(12位)、神経外科(15位)などが高い評価を受けた。セブランス病院のイ・ガンヨン院長は「韓国医療が海外医療に付いていくのにとどまらず、新しい治療法を多く開発して世界の中心としてのし上がっている」と述べた。ソウル聖母病院は、内分泌(10位)、消化器(15位)などを含め、五つの分野が100位圏に入った。
ニューズウィークは今回の評価のため、ドイツのグローバル・マーケティング調査会社である「スタティスタ」に依頼し、世界30カ国の医療スタッフ数万人を対象にアンケート調査を行った。主要国の医療専門家たちも、韓国の医療人材や技術、インフラを最高レベルと評価したというわけだ。韓国国内の病院は6月、ニューズウィークがアジア・太平洋地域の専門病院を対象に発表した評価順位でも、全九つの分野のうち、がん、呼吸器、心臓内科、内分泌、呼吸器、整形外科、小児科の七つの分野で1位を占めた。
韓国医療の優れた人材と技術、インフラが認められたことで、海外から訪れる患者数も増えている。昨年、韓国を訪れた外国人患者数は60万5768人と、初めて60万人を突破した。大手の病院では重症、高危険度の外国人患者も治療を受けている。ソウル峨山病院のパク・スンイル院長は「昨年だけで120カ国、約1万9000人の外国人患者がソウル峨山病院で診療と手術を受けた」とし「海外の患者だけでなく、海外の医師たちもがんや臓器移植など、重症疾患の治療のノウハウを学ぶために訪問を重ねている」と話した。
オ・ギョンムク記者