韓国 きょうのニュース(9月20日)

◇ 尹大統領「独自の核武装しなくても北の核抑止可能」

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は20日、韓国が核武装を真剣に検討しているかについて、拡大抑止に関する韓米の協議体「核協議グループ(NCG)」に触れながら、独自の核武装がなくても北朝鮮の核の脅威を実質的に抑止、対応できる体制が構築されたとの考えを示した。訪問先のチェコで行った現地経済紙ホスポダルスケ・ノビニとのインタビューで述べた。

◇韓国軍 弾頭重量8トン超の新型ミサイル公開か

 韓国軍が10月1日の「国軍の日」に弾頭重量だけで8トンを超える新型弾道ミサイル「玄武5」の公開を検討していることが分かった。複数の軍消息筋によると、軍は国軍の日にソウル南方、京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)で開かれる記念式典で北朝鮮の核・ミサイルに対抗する「韓国型3軸体系」関連兵器を紹介する予定で、玄武5も含まれている。北朝鮮は今月19日、「4.5トン級の超大型弾頭」を搭載した新型戦術ミサイル「火星11」系列の発射実験に成功したと発表した。弾頭重量が2倍に近いミサイルの実物を公開することで、北朝鮮が挑発する場合は報復するという明確なメッセージを送るとみられる。

◇最大野党代表「検察が事件捏造」 論告求刑公判で   

 ソウル近郊の都市開発疑惑に絡み、虚偽の事実を公表するなどした公職選挙法違反の罪に問われた最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は、ソウル中央地裁で開かれた論告求刑公判に出席した。李氏は法廷で「検察が(自身を有罪にするために)本当に気の毒なほど努力している」としながら「検察が権力を乱用して証拠と事件を捏造(ねつぞう)したが、全ては事必帰正(万事は必ず正しい道理に帰)するだろう」と述べた。李氏は共に民主党の大統領候補だった21年、ソウル近郊・京畿道城南市の柏峴洞の土地が不正に用途変更された疑惑を巡って虚偽の発言をしたとして、22年9月に在宅起訴された。

◇ソウル全域に大雨注意報 河川の氾濫に注意 

 気象庁は、20日午後3時をもってソウル全域に大雨注意報を発令すると発表した。大雨注意報は3時間の雨量が60ミリ、または12時間の雨量が110ミリ以上と予想される場合に発令され、傘を差しても膝の下が濡れるほどの雨となる。気象庁は、河川の氾濫などに注意するよう呼び掛けた。

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