【ソウル聯合ニュース】韓国完成車最大手の現代自動車は12日、米ゼネラル・モーターズ(GM)と乗用車、商用車の共同開発と生産、水素を含めた再生可能エネルギーやサプライチェーン(供給網)分野での協力に関する覚書(MOU)を先ごろニューヨークで締結したと発表した。
MOUの締結式には現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長とGMのメアリー・バーラ会長兼最高経営責任者(CEO)が出席した。
今年上半期(1~6月)の世界販売台数が世界3位の現代が、海外の大手完成車メーカーと包括的協力を結ぶのは今回が初めて。GMの今年上半期の世界販売台数は6位だった。
両社は協業を通じて今後、主要戦略分野で協力し、生産コストの削減、効率性の向上、多様な製品を迅速に提供するための方策などを模索していく。乗用車、商用車、内燃機関の開発と生産、再生可能エネルギーや電気、水素分野の共同技術開発のほか、電気自動車(EV)用バッテリーの材料、鉄鋼やその他の原材料の共同調達についても検討する。
鄭氏は「今回のパートナーシップを通じて現代自動車とGMは世界の主な市場と車両セグメント別の競争力を強化するための機会を探索できるだろう」とし「両社が保有する専門性と革新的技術を基に効率性を向上させ、顧客価値を高める」と述べた。
バーラ氏は「今回のパートナーシップは体系化された資本配分を通じて製品開発をより効率的にする潜在力を持っている」とし「相互補完的な強みと能力のある組織を土台に規模と創意性を発揮し競争力のある製品を顧客により効率的に早く提供する」と強調した。
両社は今回のMOUをもとに本契約締結に向け多角的な検討を通じて協業内容を発展させていく計画だ。