韓国検察「文前大統領は元娘婿の就職を機に娘家族への支援打ち切り」…「経済共同体」を裏付ける実態を確認【独自】

韓国検察「文前大統領は元娘婿の就職を機に娘家族への支援打ち切り」…「経済共同体」を裏付ける実態を確認【独自】

 【TV朝鮮】(アンカー)

 「韓国の検察が文在寅(ムン・ジェイン)前大統領を贈収賄容疑の被疑者として名指しした背景には、娘ダヘ氏一家と『経済共同体』であるとの判断がある」と以前、お伝えしました。文前大統領が娘一家に毎月支援を続け、元娘婿が就職すると支援を打ち切り、経済的利得を得たとみられているためです。我々が取材した結果、文前大統領の婿が航空会社に就職する前、ゲーム会社に勤めた時に経済的支援が打ち切られていたことが確認されました。イ・ジェジュン記者の独自レポートです。

【グラフィック】文前大統領の元娘婿 元青瓦台行政官のあっせんで就職

 (記者リポート)

 文前大統領の元娘婿は2016年2月にゲーム会社に就職しました。

 翌年、この会社は「トリ・ゲームズ」に社名を変更しました。文前大統領の愛犬「トリ」と名前が同じです。

 元娘婿の「タイ・イースター・ジェット特別採用」疑惑を捜査中の検察は、文前大統領の側近である元青瓦台(大統領府)行政官のあっせんでトリ・ゲームズに就職できたことを確認しました。

 元娘婿は同社で約2年間にわたり事務職に就き、給与を毎月約230万ウォン(現在のレートで約24万円)もらっていました。

 (トリ・ゲームズの関係者)

 「書類契約書の検討、洞事務所(区民事務所などに相当)通い、書類の受け渡しなどをしていました」

 検察は文前大統領が元娘婿のゲーム会社就職後、(それまで続けていた)毎月数百万ウォンの生活費支援を打ち切っていたこともつかみました。

 元娘婿がゲーム会社を辞め、李相稷(イ・サンジク)元議員=共に民主党=が実質的なオーナーだったタイの格安航空会社(LCC)「タイ・イースター・ジェット」に勤めた時も同じでした。

 元娘婿が就職すると、文前大統領は娘一家を扶養する負担が減ったわけですから、「経済共同体」と言える関係が成立するという意味です。

 文前大統領側は容疑を否定していますが…

 (尹健永〈ユン・ゴンヨン〉議員=共に民主党= /3日、SBSラジオで発言)

 「労働の対価として給与を受け取ったこと、婿が給与を受け取ったことが、なぜ義父に責任を取れという、そういう経済共同体になるのか、よく分かりません」

 検察は近く、ダヘ氏に出頭を求めて事情を聞く方針です。

 テレビ朝鮮、イ・ジェジュンがお伝えしました。

(2024年9月11日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

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