「セミナーでチョ・ミン氏を見た」 子女入試不正事件裁判で偽証の疑い、元ソウル大学職員に懲役10月求刑

 韓国検察が、曺国(チョ・グク)祖国革新党代表夫人の鄭慶心(チョン・ギョンシム)元東洋大学教授の裁判において虚偽の証言を行った罪に問われている元ソウル大学公益人権法センター事務局長に対し、一審で懲役刑を求刑した。

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 10日にソウル中央地裁刑事9単独の金沢炯(キム・テクヒョン)判事の審理で行われた結審公判で、検察側は、被告に対し偽証の罪で懲役10月を言い渡してほしい、と裁判部に求めた。

 被告は鄭・元教授の裁判で、娘チョ・ミン氏が2009年5月に東北アジア死刑制度セミナーに出席したという趣旨の虚偽の証言を行った罪に問われている。

 検察は、被告の証言とチョ・ミン氏の当時の姿が違っていた点などを根拠に起訴した。

 検察はこの日、社会的問題になった事案を巡って裁判に影響が出るように偽証しており、非常に悪質だとして、厳罰が必要だと主張した。

 被告側は「証言の趣旨と異なる事実があるということだけで偽証として起訴した」とし「無理な起訴」だと主張した。

 その上で「偽証すべき理由も故意もなかった」と主張した。

 判決の言い渡しは11月14日に行われる予定だ。

ハン・ジウン記者

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