尹大統領「偽の宣伝・扇動から民主主義守る」 ディープフェイクなどの悪用に懸念

【仁川聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は10日、ソウル郊外の仁川で開かれた国際会議「世界知識フォーラム」で演説し、「フェイクニュースや偽の宣伝・扇動から自由と民主主義を守るため、自由世界がより強く連携しなければならない」と訴えた。

 尹大統領は「人工知能(AI)など革新的なデジタル技術は多くの便益をもたらすが、フェイクニュースと『ディープフェイク』(AIで生成した偽の画像・動画)が人権と民主主義を傷つける副作用を引き起こしている」と指摘。「急変する技術がもたらした脅威と対立を解消し、共存を通じて人類の自由と福祉を拡大できるよう、共に力を合わせなければならない」と強調した。

 韓国では最近、未成年者を含む女性の顔写真などで作られた性的なディープフェイクの拡散が社会問題化している。

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