共に民主党、文在寅政権が反対した「独島の日」国家記念日制定法案を提出

 韓国野党・共に民主党の金俊赫(キム·ジュンヒョク)議員は6日に国会で会見を開き、「独島の日(10月25日)」を国家記念日に指定する独島利用法改正案を提出したことを明らかにした。かつて文在寅(ムン・ジェイン)前政権は与党・国民の力が独島の日を国家記念日に指定する法案を提出した際「独島が紛争地域であるという間違った認識が広がる恐れがある」として反対した。ところが今回共同で法案を提出した共に民主党議員らは「今は状況が変わった」と逆のことを言い出した。政権と与野党が変わるたびに政界から「独島守護」を前面に出す声が出ることから、「逆に独島を政治問題化している」との指摘も相次いでいる。

【Photo】空から見た独島

 独島の日は民間団体の「独島守護隊」が2000年に定め、その後2021年に当時野党だった国民の力から独島の日を国家記念日に指定する法案が2回提出されたが、当時の文在寅政権の各部処(省庁)は一斉に反対した。それが尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権発足で野党となった共に民主党から独島の日の国家記念日指定を求める声が相次ぎ、第22代国会が始まると金俊赫議員が最初に関連法案を提出した。第21代国会当時の昨年6月に共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表も関連法案を代表で提出した。当時共に民主党は「尹錫悦政権は対日外交政策で国民の自尊心を踏みにじり、国益を全て放棄している」と指摘した上で、独島の日関連法案について「あの時(国民の力が提出した当時)は違ったが、今は正しい」と主張した。

キム・ギョンピル記者

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  • ▲国会で会見する韓国野党・共に民主党の金俊赫(キム·ジュンヒョク)議員。会見で金議員は「独島の日」を国家記念日に指定する法案の成立を目指すと明らかにした。6日撮影。/金俊赫議員事務所

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