「シャネルのジャケット」「文前大統領の娘ダヘ氏に送金」 疑惑の核心に金正淑夫人ひいきのデザイナーの娘・元大統領府職員が浮上

「シャネルのジャケット」「文前大統領の娘ダヘ氏に送金」 疑惑の核心に金正淑夫人ひいきのデザイナーの娘・元大統領府職員が浮上

【TV朝鮮】(アンカー)

 文在寅(ムン・ジェイン)前大統領関連の捜査は、複数のルートで進められています。「シャネルのハングルジャケット」と「金正淑(キム・ジョンスク)夫人の衣装代」疑惑、そして娘ダヘ氏との金銭取引です。検察と警察が、この三つの捜査で注目している人物が、金夫人の「ひいきのデザイナーの娘」である元大統領府6級行政要員です。なぜそうなのか、キム・ドヒョン記者が取材しました。

【写真】金正淑夫人ひいきのデザイナーの娘・元大統領府職員

 (記者リポート)

 金正淑夫人が2018年の訪仏時に着ていたハングルのジャケットとシャネルが寄贈したジャケットは別物、という指摘が2022年4月に行われています。

 当時、大統領府はテレグラムのチャットルームでメディア対応の案を話し合いました。

 TV朝鮮が確保した対話記録によると、文化秘書官室の職員らは第2付属室のヤン行政要員の提案をシェアしました。

 「シャネル本社からシャネル・コリアにすぐ公文を送るはずなので、待ってみるのはどうか」という内容です。

 大統領府はその通りに対応しました。

 (当時の国民疎通首席)(2022年4月)

 「その有名衣料業者の有名なデザイナーが、結果的にはその服をデザインして新たに作って…」

 ヤン氏は金夫人の「ひいきのデザイナーの娘」で、大統領府の特別採用だと物議を醸していた人物です。

 ソウル・江南の衣装室に「金夫人の衣装代」数千万ウォン(1000万ウォン=現在のレートで約108万円。以下同じ)を官封券(造幣公社が韓国銀行に送る帯封付きの新札)で決済し、警察の捜査線上にも浮かび上がりました。

 (衣装室関係者)

 「われわれはここで(金夫人側を)案内をしただけ」

 ムン・ダヘ氏との奇妙な金銭取引が発覚し、全州地検の家宅捜索も受けました。

 (ヤン氏の家族)

 「(金銭取引を)1回やりました、1回。200万ウォン(約22万円)か、300万ウォン(約32万円)か」

 検察は、フランス国籍のヤン氏を出国停止にしたところです。TV朝鮮、キム・ドヒョンがお伝えしました。

(2024年9月4日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

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