【ソウル聯合ニュース】韓国・サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長は4日、韓国を訪問中の米上院議員団とソウル市内のサムスングループの迎賓館「承志園」で面会した。
上院議員団はトランプ前大統領に近いハガティ上院議員を含む7人からなる。面会にはサムスン電子で半導体事業を担うデバイスソリューション(DS)部門トップの全永鉉(チョン・ヨンヒョン)副会長やサムスンバイオロジックスの最高経営責任者(CEO)らも同席。韓米企業の協力促進策などについて意見交換したという。
李氏は米国の政財界の要人とことあるごとに面会し、世界的な経済の懸案や米国の産業政策、対米投資などについて幅広く議論してきた。財界関係者は「これまで大規模な産業協力など大型懸案の決定が承志園で行われただけに、サムスンの未来の新産業発掘やグローバル企業との協力強化などビジネス的な成果につながるとの期待感がある」と述べた。
これに先立ち、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長も3日に米上院議員団とソウル市内で面会した。崔氏は「SKグループは韓国と米国で半導体のエコシステムを構築しており、これを通じて両国の人工知能(AI)におけるリーダーシップ強化に寄与できるだろう」と意欲を示した。
上院議員団は、韓米両国の発展において韓国企業の役割が大きくなっているとの認識を示したうえで、このような動きが韓米両国はもちろん韓米日3カ国の共同発展や世界の繁栄などにも大きく寄与するだろうと評価した。