【ソウル聯合ニュース】韓国統一部が脱北者6351人から得た情報をまとめた北朝鮮の経済や社会に関する報告書の英語版が30日、発刊された。
韓国語版は今年2月に発刊された。脱北者6351人を対象に2013年から22年にかけて実施された面接調査の結果をまとめたもので、市場経済の広がり、外部情報の流入状況、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)一族の独裁に対する住民意識の変化などが盛り込まれた。
統一部は英語版の発刊を通じ、国際社会が北朝鮮の体制の実状と北朝鮮住民の現実を理解し、これを改善する努力と連帯に加わることを期待した。
英語版の報告書は各国の在韓公館や国際機関、非政府組織、国外の研究機関や専門家などに配布され、統一部のウェブサイトでも閲覧することができる。