セクハラ疑惑で資格停止 韓国フィギュア女子・李海仁の再審申し立ては却下

【ソウル聯合ニュース】韓国の大韓体育会スポーツ公正委員会は30日、合宿中に飲酒し、年下の男子選手にセクハラ行為をしたとして大韓氷上(スケート)競技連盟がフィギュアスケート女子の李海仁(イ・ヘイン、19)に下した3年間の資格停止処分について、李が求めていた再審の申し立てを却下した。 

 李は今年5月、イタリアで行われたフィギュアスケート韓国代表の合宿中に宿舎で飲酒し、後輩選手に性的行為を行ったことが明らかになった。

 連盟は調査を経て、李が飲酒し後輩選手にセクハラ行為をしたとして3年間の資格停止とする懲戒処分を下した。未成年の後輩選手については異性の宿舎を訪れたことが強化訓練の規定違反に当たると判断し、けん責処分とした。

 その後、李は自身と後輩が交際していたことを示すSNS(交流サイト)の投稿などを証拠に挙げ、セクハラ行為との判断に反論した。

 李は「連盟の調査を受けた段階では交際を明らかにすることができず、(性的行為は)恋人同士のいたずらや愛情表現だと思っていた」と説明。訓練期間に飲酒や恋愛をしたことを反省し、後悔していると述べた。 

 スポーツ公正委員会が申し立てを却下したことで、李を資格停止3年とする懲戒処分が確定した。

 李は昨年の世界選手権女子シングルで2位になるなど、世界トップレベルの実力を誇るが、2026年2月開催のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪などに出場できなくなる。

 李は「セクハラの汚名を晴らすため、裁判所に懲戒の効力停止の仮処分を申し立て、懲戒の無効確認訴訟を起こすことを考えている」と明らかにした。 

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