ソウル市教育監チョ・ヒヨン氏の懲役刑確定、不法行為から6年・就任10年で不名誉失職

ソウル市教育監チョ・ヒヨン氏の懲役刑確定、不法行為から6年・就任10年で不名誉失職

 【TV朝鮮】(アンカー)

 教育監(教育長に相当)選挙で当選3回のチョ・ヒヨン・ソウル市教育監が就任から10年で不名誉な形で失職しました。全国教職員労働組合所属の元教師らの特別採用を指示した容疑で最終審で懲役刑が確定し、教育監を失職しました。不法行為から6年後ですが、補欠選挙がどうなるかまでイ・ジェジュン記者がお伝えします。

【写真】失職したチョ・ヒヨン氏

 (リポート)

 ソウル市教育庁は2018年に5人の教師を特別採用しました。

 それから3年後に公捜処(高位公職者犯罪捜査処)はチョ・ヒヨン教育監が幹部らの反対を黙殺し、特定の人物を採用したことを明らかにしました。

 キム・ソンムン /当時公捜処捜査第2部長(2021年)

 「被疑者・チョ・ヒヨンの国家公務員法違反行為を認定し、ソウル中央地検の検事に公訴を要求しました。

 大法院は今日、チョ・ヒヨン教育監に対して懲役1年6カ月、執行猶予2年を宣告した原審を確定させました。

 「公正な競争に見せかけた特別採用の手続きで権限を乱用した」とする一審と二審の判断をそのまま認めた形です。

 当時最終選抜された5人は、以前有罪が確定し退職した全教組組合員の元教師で、教育監選挙ではチョ・ヒヨン教育監と候補者一本化に応じた人物もいました。

 判決が確定すると同時にチョ・ヒヨン教育監は失職しました。

 チョ・ヒヨン/元ソウル市教育監

 「当時の決定については今も後悔はありません。教育界の歴史的和解のための措置で、社会正義にも見合ったと確信」

 任期を2年残すチョ・ヒヨン教育監の不名誉退職により、今年10月16日に次期教育監を選ぶ補欠選挙が行われます。

 リベラル陣営からは2012年に「候補者買収」で有罪が確定した郭魯鍱(クァク・ノヒョン)元教育監らの名前が上がっており、保守陣営からはチョ・チョンヒョク、パク・ソンヨン元議員らの出馬が予想されています。TV朝鮮、イ・ジェジュンがお伝えしました。

(2024年8月29日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

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