【ソウル聯合ニュース】韓国の国会公職者倫理委員会は29日、4月の総選挙で初当選または返り咲いた議員147人の資産を公開した。
申告額が最も多かったのは与党「国民の力」の高東真(コ・ドンジン)議員で、333億100万ウォン(約36億円)だった。
高氏はサムスン電子生え抜きで、欧州拠点の研究所長、無線事業部の技術戦略チーム長(副社長)、開発室長、IT・モバイル部門無線事業部長(社長)などの要職を担った。スマートフォン「ギャラクシー」の成功神話の立役者とされる。1月に同党に入党し、総選挙で初当選した。
高氏の資産のうち最も多くを占めたのは預金(108億8900万ウォン)で、高氏が83億3300万ウォン、配偶者が25億1700万ウォン、次男が3900万ウォンを申告した。不動産はソウル・竜山にある高級マンション(72億4000万ウォン)を保有する。このほかサムスン電子株や証券、所有車フェラーリも申告した。
147人の資産の平均は約26億8100万ウォン。高氏に続き申告額の2~5位も国民の力所属議員が占めた。最大野党「共に民主党」、野党「社会民主党」の議員5人は資産がマイナスだと申告した。