【ソウル聯合ニュース】北朝鮮とロシアの軍事協力拡大が朝鮮半島情勢に及ぼす影響が懸念される中、北朝鮮が2022年半ばから約2年間でコンテナ1万3000個以上をロシアに向けて送ったことが27日、韓国国防部の国防情報本部が国会国防委員会所属の与党議員に提出した資料で分かった。
コンテナ1万3000個の中身が全て152ミリ砲弾だと仮定した場合、約600万発分に相当する規模だ。
韓国はロシアのウクライナ侵攻が始まって以降、北朝鮮によるロシアへの兵器支援に関する情報を2022年から入手してきた。申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官は今年2月、北朝鮮がロシアに送ったコンテナは約6700個と推定されるとの見方を示したが、その後半年で急増したことになる。
国防情報本部はロシアがウクライナ侵攻の長期化に備えて北朝鮮を「兵器と弾薬供給の後方基地」とみなしていると指摘。韓国軍は122ミリロケット弾やT系列の戦車砲弾、携帯式対空ミサイルなども支援している可能性があると分析した。
国防情報本部によると、ロシアは見返りとして偵察衛星やミサイル関連技術を北朝鮮に提供していると推定される。