尹大統領「政府が働きづらくなった」 前政権で国の債務急増と批判

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は27日、2025年度(1~12月)予算案を審議・決定するための閣議で、文在寅(ムン・ジェイン)前政権の5年間に国の債務が400兆ウォン(約43兆5300億円)以上増えたことに言及し、「財政負担が大きくなり、政府が働きづらくなった」と批判した。

 尹大統領は1948年の政府発足後から2017年までの国の債務は660兆ウォンだが、前政権時代に1076兆ウォンになったと指摘。「今後高齢化により、健康保険や年金支出を中心に財政運営に大きな支障が予想される」との見解を示した。

 また、「健全財政は政府の財政の大原則」とし、「2025年度予算案にも効率的な財政運営のための政府の悩みや努力が盛り込まれている」と強調した。そのうえで、「削った財源は国が必ずやらなければならない事業に集中的に投入した」と述べた。

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