【ソウル聯合ニュース】韓国国防部傘下の戦争記念事業会は23日、聯合ニュースの取材に対し、老朽化などを理由に6月に撤去したソウル・戦争記念館の独島に関する展示物の補修と再設置について検討していると明らかにした。
同事業会が運営している戦争記念館には独島関連の展示空間があり、日本の独島侵奪の歴史に関する記録物などが展示されている。6月に撤去されたのは2012年に製作された独島の模型。
国防部も模型について「老朽化した別の展示物と共に収蔵庫に保管されている。補修作業後の再設置を検討中だ」と説明した。模型が館内の廊下に展示されていたため動線の妨げになるとの指摘も受けていたという。
戦争記念館の独島に関する展示物の撤去のほか、日本の植民地支配からの解放記念日「光復節」(8月15日)を前にソウル市内の地下鉄駅に展示されていた独島の模型が撤去されたことも明らかになり、インターネット上などで議論を呼んだ。
これを受け、国防部と戦争記念事業会は撤去後保管してきた独島の模型の補修と再設置の検討に取り掛かったとみられる。