崔泰源会長と交際 20億ウォンの慰謝料支払いを命じられた女性は控訴しない方針「心から謝罪」 SKグループ会長夫妻離婚訴訟

 韓国の大手企業グループ「SKグループ」の崔泰源(チェ・テウォン)会長と交際しているT&C財団のキム・ヒヨン理事長が、会長の妻でアートセンター・ナビの盧素英(ノ・ソヨン)館長に対して慰謝料20億ウォン(約2億2000万円)の支払いを命じた裁判所の判断について、「控訴しない」と明らかにした。

【写真】盧素英氏(左)とキム・ヒヨン氏

 キム・ヒヨン理事長側は22日、「盧素英館長にあらためておわび申し上げる。裁判所の判断を謙虚に受け入れ、控訴しない。特に、長年にわたり大人たちの姿を見ながら胸を痛めてきた子どもたちに、心より申し訳ないという気持ちを伝えたい。裁判所が決めた義務を、最善を尽くして迅速に履行する」と述べた。

 ソウル家庭裁判所家事第4部(李光偶〈イ・グァンウ〉裁判長)は同日、盧素英館長がキム・ヒヨン理事長を相手取り起こした30億ウォン台の損害賠償請求訴訟で、「キム・ヒヨン理事長は崔泰源会長と共同で原告に対して20億ウォンを支払え」との判決を下した。これは、崔泰源会長と盧素英館長の「離婚訴訟」控訴審裁判所が今年5月に認めた慰謝料(20億ウォン)と同じ金額だが、キム・ヒヨン理事長もこれを共に負担せよということだ。

 裁判所は、キム・ヒヨン理事長と崔泰源会長の不正行為、婚外子出産、一方的な家出、キム・ヒヨン理事長と崔泰源会長の公の場での言動などが崔泰源会長・盧素英館長夫妻の根本的信頼関係を傷つけた」として、婚姻破綻の責任を認めた。

パク・ヘヨン記者

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  • ▲大韓商工会議所会長も務めている崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長(2024年3月21日撮影)。
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