韓国SK会長の離婚訴訟 内縁の妻が謝罪「賠償命令受け入れる」

【ソウル聯合ニュース】韓国の大手財閥、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長と離婚訴訟中の盧素英(ノ・ソヨン)氏が、婚姻生活を破綻させ、精神的苦痛を与えられたとして崔氏の内縁の妻であるT&C財団のキム・ヒヨン理事長に損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、ソウル家庭裁判所であり、同裁判所は崔氏とキム氏に共同で20億ウォン(約2億2000万円)を賠償するよう命じた。

 判決後、キム氏側はコメントを発表した。盧氏に対し「改めておわび申し上げる」とし、「長い間、大人たちの姿を見ながら胸を痛めたお子さんたちにも心から申し訳ない気持ちを伝える」と表明した。その上で「私は裁判所の判断を謙虚に受け入れる。控訴せずに裁判所が決めた義務を最善を尽くして迅速に履行する」との考えを示した。

 崔氏側は判決に関連し立場を表明していない。

 崔氏と盧氏の離婚訴訟を巡っては、ソウル高裁が5月末、崔氏に対し、盧氏に財産分与として1兆3808億ウォン、慰謝料20億ウォンを支払うよう命じる判決を言い渡した。崔氏側は判決を不服として上告した。

 ソウル家庭裁判所が崔氏とキム氏に共同で賠償を命じた20億ウォンは、ソウル高裁が崔氏に支払いを命じた慰謝料を指し、崔氏と共にキム氏も負担を負うことを意味する。

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