◇今夏のコロナ流行「今月末まで」 疾病管理庁
疾病管理庁の池栄美(チ・ヨンミ)庁長は21日の会見で、この夏の新型コロナウイルスの流行は今月末まで続き、その後は収束するとの見通しを示し、新型コロナの感染症危機警戒レベルについては最も低い「関心」を維持しながら、現在の体制で対応にあたると明らかにした。新型コロナの治療薬は当初の計画よりも多い約18万人分を26日までに確保し、供給する計画という。池氏は今回の流行について「距離の確保の実施や警戒レベルの引き上げなどが必要な水準ではなく、現在の医療体制での管理が可能だ」と述べた。
◇韓国系民族学校ルーツの京都国際 甲子園で初の決勝進出
韓国系の民族学校を前身とする日本の京都国際高校(京都)が21日、全国高校野球選手権大会の準決勝で青森山田高校(青森)に3―2で勝利し、春夏通じて初の甲子園決勝進出を果たした。試合後には、選手たちが「東の海を渡りし 大和の地は 偉大な祖先 古の夢の場所」と韓国語で校歌を歌う姿がNHKで生中継された。京都国際の白承桓(ペク・スンファン)校長は、聯合ニュースの取材に対し「夢に見た決勝まで進むことができて本当にうれしく、(生徒たちが)誇らしい」として「日本の同胞の方々に感動を与えることができてうれしく思う」と述べた。
◇海洋放出から1年 政府「安全基準を超えた例ない」
国務調整室の金鍾文(キム・ジョンムン)第1次長は21日、日本が東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出を開始してから24日で丸1年になることに関連し、「これまで7回の放出が正常に行われ、現在は8回目の放出が行われている」とし、「政府は放出開始後から今年8月19日まで計4万9633件の放射能検査を完了した」と説明した。そのうえで、「海域や水産物などに対する放射能検査の結果、安全基準を超えた事例は1件もなかった」として、「水産物消費の急減、買い占めのような現象もなかった」と強調した。
◇軍が独島防衛訓練 今回も非公開
軍当局が21日、独島防衛訓練を非公開で実施した。軍関係者は「領土と国民の財産を守るため、定期的にこの訓練を実施している」と述べた。軍当局は毎年2回、独島付近で「東海領土守護訓練」との名称で訓練を行っている。今回の訓練は昨年12月の前回と同様の規模で行われ、海軍と海洋警察の艦艇が参加した。海兵隊による上陸は行わなかったようだ。2022年5月の尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権発足後、訓練が実施されるのは5回目で、1~4回目の訓練も非公開で行われた。日本に配慮した措置とみられる。